インフォアーツ領域

中間知識のブリコラージュへ

内田樹『困難な成熟』を読んだ

予約していた『困難な成熟』が届いたので、さっそく読んだ。いつもながらの含蓄エッセイである。やさしく書いてあるけど、深読みするには熟練を要する内容だと思う。読み終わると、すぐにまた読みたくなるのは含蓄のせい。「成熟」「大人」といったテーマについては私も新書を書いたことがあるので、ちゃんとした答を探し続けていたが、他の本も含めて内田さんはちゃんと答えている。それは私が考えてきたことにかなり近い。それは私が内田さんの影響を受けているからだろう。去年、私が『ゼミ入門』で書いたことと共振すると感じた。この本はかなり冒険的なことを書いているが、それほど奇妙な考えではなかったと安心した。いま続きを書いているところだが、3月から安保法制について知識提供しようとしていて、知識探索にけっこう時間が取られている。「不安はないが、まあ待て」(エドガー・ブロートン・バンド)