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立場でものを言うこと

若いころからずっと一貫して同じ立場でものを言う人たちは、お仲間も増える一方で、その集団の持つ既得権益の配分も受益できる。矛盾もない。あとはディテールを忘れないで、いつでも再現できるようにしておけば、ちょっとした論争でも負けない。負けないということが言論界では重要なので、議論をして自分の意見を修正することもない。一面うらやましい言論生活なんだが、立場でものを言うってことは、発話主体がべつに自分でなくてもいいってことじゃないかなあ。つまり発話主体の代替可能性が高いのだ。立場でものを言うというのは、与件の役割成体を演技して、それを内面化しておさめるという生き方。それでよしとする人はきっとシアワセであろう。でも、若い人にはおすすめしない。なぜなら、これから生じるのはカオスだから。空気を読まないで、そのつど自分で判断しよう。